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“稼ぐ力”と“幸せ”のバランス

「もっと稼がないといけない」
「今の幸せを感じることが大切だ」

この二つの声のあいだで、僕はいつも揺れています。

会社を経営している以上、“稼ぐ力”を伸ばすことは必須です。ドライバーさんに給料を払い、トラックを維持し、未来の投資をするためには利益が欠かせません。でも一方で、犬と散歩をしているときや、奈良の丘から景色を眺めているときに「これで十分幸せなんじゃないか」と思う自分もいるのです。


稼ぐことと安心感

“稼ぐ力”は、単にお金の額を増やすことではなく「安心をつくる力」だと思います。
社員に安定した仕事を渡せる安心。家族に心配をかけない安心。自分自身も「これで大丈夫だ」と言える安心。だから、稼ぐことを軽んじることはできません。


幸せのかたち

一方で、幸せというのは必ずしも稼ぎの多さと比例しません。
トク(愛犬)と過ごす時間や、丘の上で風に吹かれる瞬間。仲間と笑いながら食事をする時間。そうした“今ここにある小さな幸せ”の積み重ねが、実は生きている実感をくれるのだと思います。


その間で揺れる僕

「もっと稼ぎたい」と思う自分と、「今で十分」と思う自分。
どちらかを選ぶというよりは、その揺れそのものが僕の生き方なのかもしれません。

経営の数字を追いかけながらも、丘の上でふっと力を抜く。
未来に備えながらも、今日の夕食を心から楽しむ。

その両方を行き来しながら、“稼ぐ力”と“幸せ”のちょうどいいバランスを探している――今の僕はそんな感じです。