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この年齢になっても気づくことの多さ

コーチング研修で、すごく勉強になったことがあるんです。
それは「承認」という考え方です。

正直、今まで僕は、承認というと「成果を出したときに褒めること」くらいしか頭にありませんでした。
たとえば売上が上がったとか、仕事がうまくいったとか、何か目に見える結果が出たときに「よくやった」と声をかける、そんなイメージです。

でも、研修の中で話を聞いていて、ハッとしました。
承認には「存在承認」というものがあるんだと。
成果ではなく、その人が“そこにいること”を認めるという考え方です。

会社で言えば、これは「挨拶」にあたるんですよね。
「おはようございます」「こんにちは」「元気?」
そういう声をかけることって、形式的なものだとずっと思っていました。
でも、そうじゃないんです。
これは「あなたも会社の仲間ですよ」というメッセージなんですよね。

僕、本当にこのあたりがダメで……。
コーチング研修を受けて、ようやくその意味に気づいたんです。
そっか、承認ってそういうことなんだなって。

普段、僕は「原理原則が大事だ」とよく言っているんですが、
人間としての一番基本的な原理原則を、実はちゃんと理解できていなかったなと反省しました。
成果や数字ばかりを見てしまっていて、その人の存在そのものを認めるということが、すっぽり抜け落ちていたんです。

でも、だからこそ今、少しずつ学び直している途中です。
「おはよう」と声をかける。
ちょっとした一言で、会社の空気って本当に変わるんだろうなと感じています。

特別なことじゃなくていいんですよね。
毎日の何気ないやりとりの中で、相手をちゃんと見て、声をかける。
そういう積み重ねが、会社の雰囲気とか、人間関係をつくっていくんだと思います。

コーチング研修を受けていなかったら、多分この「承認」の意味には気づけなかったと思います。
今はまだ学びの途中ですけど、まずは自分が意識して、少しずつ行動に変えていきたいなと思っています。