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地図の上の賢さ、地面の上の現実

最近、エネルギー自由化とか再エネとか、
立派なことを並べてる話をよく耳にします。

でも実際の現場を見れば、
山が削られ、谷が埋められ、
「環境を守るための太陽光」が自然を破壊している。

…バーカ、って思うんですよ。


昔は、「優秀な人たちが考えてるんだから大丈夫だろう」と思っていました。
でも、今の日本を見てると、
“頭のいい人たち”が考えたことほど現場を無視しているように見える。

机の上では完璧な地図を描いてるのに、
実際に山を登る人のことを想像してない。

登山の地図を広げて、
「ここを真っすぐ行けば早い」と言うけど、
そこ、崖ですけど?っていうような話。


人口が減っていく国で、
無理して自然を壊してまで電気を増やす必要があるのか。

水力発電でもいいし、
屋根にだっていくらでも空いてるスペースがある。
海だって広い。
太陽光を並べたいなら、海上でいいじゃないか。

原理原則で考えれば、
「環境と共存する電気の作り方」なんて、
他にいくらでもある。


本当に賢い人って、
現実をちゃんと見た上で「やめよう」と言える人だと思うんです。
数字の上で正しいことを並べるより、
現場の声と自然の理を尊重できる人。

そういう“地に足のついた賢さ”が、
今のこの国には足りていないように思います。


きれいごとは悪くない。
でもそれを「現実の上でどう支えるか」を考えないと、
どんな正論もただの装飾になる。

僕は、地図の上ではなく、
地面の上で考えていきたい。