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未来を予測すること

昔は「未来を予測して動く」のが正解だった。
人口が増え、価値観が揃い、大きな流れの中にいればなんとなく未来が読めた。
“みんなが向かう方向”を見ておけば、大きく外れることはなかった。

でも今は違う。

価値観は細かく分かれ、働き方はバラバラになり、
SNSで一人の声が社会を揺らすようになった。
多数よりも、少数の熱に市場が引っ張られてしまうことすらある。

人は 0 と 1 では動かない。
気分・感情・不安・承認欲求・反発・こだわり…。
ほんの小さな揺らぎで行動が変わる。

だから、未来は読めなくなった。
読めないものを無理やり予測しようとすると、
焦って、比べて、見える成功を追いかけてしまう。
そして、だんだん自分の軸を見失ってしまう。

じゃあどうすればいいのか?

外の正解を探すのではなく、
自分の中の“納得できる感覚”に従う。

・やりたいと思えるか
・違和感はないか
・自分の価値観と合っているか
・未来が変わっても折れない判断か

未来を当てることより、
未来が揺れても折れない状態をつくることのほうが強い。

焦って周りを見渡して、それらしい正解を探すより、
自分の中から自然に出てくるものをやっていくほうがいい。

予測できない時代だからこそ、
「どうなるか」より「どうありたいか」。

予測ではなく、軸。
未来を当てにいく時代は終わって、
未来に揺れずにいられる自分でいる時代になったのかもしれない。