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気持ち9割 技術1割

最近、バイクのスクールでちょっとした発見があった。

身体を行きたい方向にちゃんと向ける――それだけで、驚くほどスムーズに走れた。
いや、本当に。「うそやん?」ってくらいに。

それをきっかけに、なんとなく気づいた。
ああ、これって仕事も人生も、結局全部同じなんちゃうか、と。


昔から、僕は「精神9割、技術1割」やと思っている。

ゴルフでもそう。
軽ーくクラブ振ればいいのに、「飛ばしたい」とか「いいスコア出したい」とか、
余計なこと考えるから、フォームもメンタルもグラグラになる。

だから、僕はスコアもつけないし、ゴルフもそんなにやらない。
クラブのこと聞かれても、「いや、身体の大きさが違うだけですから」って思うし、
結局、それを言いたくなくて辞めたような気もする(笑)



バイクでも、「速く走りたい」「かっこよく曲がりたい」と思ってた頃は、
基本をスキップして、コーススラロームばっかりやってた。
でも、いくら回っても、「なんかうまくならんなぁ…」と。

結局、「低速での技術をがむしゃらにやる方が大事」ってところに行き着く。


地味だけど、低速走行の技術(一本橋など)にはすべてが詰まってる。
視線、バランス、呼吸、メンタル…
どれも誤魔化しがきかない。



会社経営も結局そうなんだと思う。


「売上を上げる」「すごいと思われる」
そういう外に向いた動機で動くと、どっかでつまずく。


地味でも、ちゃんとライン取りして、
ゆっくりでも真っ直ぐ走れるかどうか。


それができたときに、
ようやく“加速していい”状態になるんやと思う。



スコアをつけないゴルフ。
がむしゃらな一本橋。
走りながら考える経営。


どれも派手じゃないけど、
どれも「自分と向き合う」って意味では、同じなんかもしれない。