思うこと
雑に見えるのは、物語を見ていないから

今朝、こんなことがありまして・・・
前日の打ち合わせで「朝イチ8時半に集荷に行きます」と言っていた協力会社さんが、実際には来ておらず、倉庫から連絡が入りました。
確認すると「昼イチに行きます」との返答。
「なんで?」
倉庫もそのつもりで準備してくれていたのに、そんなに軽く変更するものなのか?
そう思って少し強めに注意をしました。
実は夜中の納品がずれ込んで、朝イチに行けなかったという事情はあったようで、それ自体は理解できます。
でも、問題はそこではなくて――
なぜその事情を、最初の段階できちんと説明しなかったのか?
ということなんです。
そして、もっと大事なこと。
この案件の荷主さんは、「2024年問題」をきちんと理解してくれていて、荷動きをなるべく平準化してくれている。
混雑を避けるように、無理な時間指定にならないように、こちらに配慮をしてくださっているんです。
その思いに、僕らはちゃんと気づいていたか?
「朝イチで」と言われる背景には、倉庫の人たちの準備だけじゃなく、
お客様の配慮や工夫、そして想いが詰まっていたはずなんです。
それをただ「行けません」「昼に行きます」で済ませてしまうと、
僕たち自身がその“物語”を受け取らず、ただの“作業”として扱ってしまっているように思えてしまう。
そして、そういうのが少しずつ積み重なって、
「最近、雑になったよね」と言われるんじゃないかと感じるのです。
人と人の間には、物語があります。
物流もまた、物語の連なりです。
見えないところにある配慮、気遣い、信頼。
そういうものを受け取りながら仕事をしていきたい。
そんなふうに感じた一日でした。